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「左一軸打法」や「スタック&チルト」って正直どうなの?

ゴルフで最も大切なのはインパクト。

そこで、理想のインパクトを作ってスイングをスタートし、その理想のインパクトを100%再現できれば良いのでは?

という発想がもとで生まれたスイング理論、それがスタック&チルト。

バックスイングで頭を動かさず、その場で肩と腰を十字に回転させて、体重移動ではなく体の回転の力でボールを飛ばします。

●左加重(右利きの場合)を強めたままスイングし、体重移動が無い

●スイング中背骨の軸の傾きが変わる。

このような特徴を有し、体重移動が無いから再現性が高いのが利点と言われています。

アンディー・プラマーとマイク・ベネットというティーチング・プロが生み出したゴルフスイング理論で、現在活躍中のツアープロの選手にもこの理論を取り入れてフォームの改造を行っていると言われています。

また、オーストラリアのティーチングプロオジー・モアが提唱する「左一軸打法」もほぼ同様の内容です。
左に軸を作ってアドレスし、スイング中体重移動をしません。

ここでは、最近話題の体重移動のないスイング理論、スタック&チルト、左一軸打法についてまとめました。

スイング詳細

 アドレス

肩が腰の上に乗るイメージで構える
スタンスは つま先を少し開いて 足がハの字なるように立つ

60/40(又は55/45) で左足 (右利きの場合) の方に多めに体重を乗せてアドレスをする。

※オジー・モアの左一軸打法では80%近くを左足重心にします。

 バック・スイング

背骨の傾きに対して直角に 肩を (左肩が少し突っ込むように) 回転させてテークバック。
フェースはあまり返さないようにする。

右脇はあまり開けずコンパクトなトップを作る。

トップでは右足に体重が移動しやすいので、体重を左足の方にさらに乗せるようにする。

トップで右足の膝を後ろに伸ばし、左足は前に曲げる
背骨を ターゲットの方 (左) に少し傾け、トップで左加重を強くする。

 ダウン・スイング

腰を前にスライドさせて、背骨を右に傾ける。インパクトで背骨はほぼ真っ直ぐになる。
頭を動かさないようにする。
立ち上がるようにし、腰を前に突き出すように回転させる。
インパクトで肩をスクウェアーにする。
インパクトでフェースは返さない。(スタック&チルトでは、フェースローテーションはありません)

 フィニッシュ

腰をさらにスライドさせて 背骨を伸ばす。
右足をピンと伸ばし、90% の体重を 前足に移動させる
背骨は右に方向け腰を目標方向に突き出す。

フィニッシュに向けて、ホーガン投げのように腕をターゲットの方に伸ばすようにする。

 スタック&チルトの問題点

 体重移動がない分背骨の軸が変化する。

体重移動が無いため、確かにインパクトの再現性が高いのですが、常に左足に重心(右利きの場合)を置くためにテークバックで軸を左に傾けなければなりません。

テークバックで両腕が右側に行くため、そのままでは右足に体重が乗ってしまうのです。

なにがなんでも軸を左に維持するため左に体を方向け左重心を維持します。

この背骨をバックスイングの時にターゲットの方に方向け、そしてインパクトの時に背骨がほぼ真っ直ぐになり、フィニッシュでは右に傾く。

背骨の傾きがスイング中変化する。これが「チルト(傾き)」の所以です。

このように背骨の傾きが変化するため、その意味では再現性が高いとは言えません。

重心移動がない分、背骨の軸の傾きを変化させる必要があるのです。

日本人が真似しても飛ばない。

スタック&チルトは、フェースローテーションを極力避ける為、右脇を締めてコンパクトにテークバックします。

その結果、フラットなスイングプレーンになり易く、低い位置からヘッドを地面に落とす形になります。

そのためヘッドの落下をヘッドスピードに繋げにくく、飛距離を出すためには、

●背が高いこと
●腕力があること

この2つが必要となります。

小柄で腕力の無い日本人が採用すると、再現性は高いけど飛距離が出ないスイングになり易い傾向にあります。

身長180㎝以上で腕力の強い外人向けのスイングといえるのです。

スタック&チルトのスイング映像

スタック&チルトがよく分かる動画解説

スタック&チルトのアイアンスイング

左重心でスイングするため、アイアンとは相性の良いスイング理論です。
飛距離より再現性や正確性を優先するアイアンスイング、アプローチスイングとの相性は良いです。

体重移動が無く、コンパクトなテークバックのため、飛距離は出ませんが再現性、正確性は高くなります。

 まとめ

スタック&チルトは、

●できるだけフェースを返さない。
●体重移動を無くす。
●コンパクトなテークバック。

このような特徴を持っており、再現性の高さを目指したスイング理論です。

いわばアプローチショットをアイアンやドライバーのスイングに延長させたスイングといえるでしょう。

その結果、再現性、正確性の高いスイング理論といえますが、その分飛距離が出にくいスイング理論になっています。

書籍や映像でスタック&チルトを解説するプロが、飛距離が伸びると言っていますが、物理的にはそれは誤りです。

再現性は高いけど、飛距離は出にくいスイング理論それがスタック&チルトです。

また、正直プロゴルファーでスタック&チルトの「ドライバースイング」をしている人をあまり見たことがありません。

左重心ということで、アイアンショットには合うけれど、ドライバーで左重心でアドレスし、左重心でテークバックするプロは少なく、やはり一種独特なスイング理論と言えるでしょう。

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